2023.10.18
九州
2023.10.18
こんな悩みはありませんか?
「鹿児島県について知りたい」
「鹿児島県でリースバック契約をしたい」
「高齢者のリースバックの利用について知りたい」
この記事は、リースバックにおいてこのような悩み・考えがある人にオススメです。
今回は九州の最南端・鹿児島県に注目して、基本情報とリースバックについてまとめていきます。
ぜひ、不動産売却の際にはリースバックも参考にしてみてください。
目次
リースバックについて触れる前に、まずは鹿児島県の基本情報について紹介します。
これを読めば鹿児島県がどんな特性を持つのか理解できます。
鹿児島県は南北に長いため、北と南で気候が大きく異なります。
県北部にある伊佐市では、1月の平均最低気温は氷点下1.2℃で、山形県の酒田市とほぼ同じ気温です。
しかし、県南部の指宿市では1月に菜の花が咲くほどの暖かな土地です。
気候は温帯と亜熱帯に跨がっていますが、屋久島には冷温帯の一面もあり、同じ県の中に3つの気候があることは世界的にも珍しいケースです。
熊本県
宮崎県
沖縄県(海を隔てて隣接)
鹿児島県は日本本土の西南部に位置し、中国・韓国・東南アジア諸国にも近接しています。
薩摩半島・大隅半島の2つの半島と、種子島・屋久島・奄美大島を始めとした多くの離島があり、有人離島も28島あります。
離島人口と離島面積は全国第1位となっており、国内有数の離島県です。
県内には小さな山脈や河川が多く、平野部が限られています。
しかし、2,643kmに及ぶ変化に富んだ海岸線が大きな特徴です。
また、県全土が火山灰堆積物に覆われており、そのおおよそ半分は軽くて灰色の火山灰のシラス台地になっています。
鹿児島市の南130kmにある屋久島は周囲132km・面積505㎢の島です。
九州の最高峰である1,936mの宮之浦岳と1,886mの永田岳を有する屋久島は「洋上アルプス」とも呼ばれます。
1993年には、日本初の世界遺産に登録されました。
川内川以外の鹿児島県の川は規模が小さく、2〜3の河川の河口に広がるほどの比較的広い平野部以外では鹿児島県内にはほとんど平地がありません。
さらに、鹿児島の湖はほとんどが火口湖です。
池田湖は周囲15km・深さ233m・面積11㎢で、九州最大の湖です。
指宿枕崎線
日豊本線
鹿児島本線
肥薩線
日南線
吉都線
谷山線
第1期線
唐湊線
第2期線
肥薩おれんじ鉄道
続いて、鹿児島県の人口と世帯数を見ていきましょう。
2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 |
1,635,653 | 1,623,801 | 1,611,728 | 1,598,794 | 1,586,625 | 1,574,592 | 1,561,240 |
鹿児島県公式ホームページ「県推計人口および人口動態(市町村別)」より
単位は「人」
2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 |
725,165 | 725,827 | 726,438 | 726,543 | 727,744 | 728,642 | 730,491 |
鹿児島県公式ホームページ「県推計人口および人口動態(市町村別)」より
単位は「世帯」
上記の表から、鹿児島県の人口は減少傾向が強いのに対し、世帯数は増加傾向が強いことが分かります。
これは鹿児島県で単身世帯が増加していることを示しており、全国的に増えている傾向です。
続いて、鹿児島県の不動産の相場について、一般的な場合とリースバックでの場合それぞれについて見ていきます。
まずは、一般的な不動産売却で売られているマンションの家賃相場です。
1R | 1K/1DK | 1LDK/2K/2DK | 2LDK/3K/3DK | 3LDK/4K~ | |
奄美市 | 4.7 | 5.0 | 5.9 | 6.0 | 8.5 |
南さつま市 | 4.2 | 4.6 | 4.9 | 5.0 | 6.4 |
鹿児島市 | 4.1 | 4.2 | 5.7 | 6.3 | 8.0 |
姶良市 | 3.8 | 4.4 | 4.8 | 5.5 | 6.3 |
枕崎市 | 3.8 | 4.0 | 4.1 | 4.2 | 6.2 |
日置市 | 3.6 | 4.2 | 4.9 | 5.4 | 5.6 |
鹿屋市 | 3.2 | 3.3 | 4.4 | 4.5 | 6.2 |
霧島市 | 2.7 | 2.8 | 4.7 | 5.5 | 6.0 |
物件情報サイトSUUMOより
単位は「万円」
次に、一般的な不動産売却で見られる売却価格の相場です。
土地 | マンション | 一戸建て | |
売却価格相場 | 980万円 | 2,155万円 | 1,730万円 |
専有面積 | ー | 72㎡(中央値) | ー |
平米単価相場 | 3.6万円/㎡(中央値) | ー | ー |
土地面積 | 232㎡(中央値) | ー | ー |
建物面積 | ー | ー | 103㎡(中央値) |
土地面積 | ー | ー | 211㎡(中央値) |
築年数 | ー | 24年(中央値) | 31年(中央値) |
物件情報サイトSUUMOより
上記から、鹿児島県でリースバックする場合、買取価格の相場はおおよそ以下の金額となるでしょう。
※一般の不動産売却で売却した際の買取価格の7〜8割とする
この買取価格の相場を踏まえると、鹿児島県ではリースバックの家賃相場は以下の金額を目安にすると良いでしょう。
※「②鹿児島県の売却価格相場」の最低価格を買取価格とした場合
「この記事を見るまでリースバックについてあまり知らなかった」
という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
なぜなら、リースバックの利用は高齢者に適した方法であり、実際リースバックを利用する世帯の多くが高齢者を抱えるケースが多いからです。
高齢者単身世帯 | 66.7% |
高齢者夫婦世帯 | 73.3% |
高齢者がいる多世代世帯(契約者は高齢者) | 43.3% |
高齢者がいる多世代世帯(契約者は高齢者以外) | 30.0% |
高齢者以外の夫婦世帯 | 36.7% |
高齢者以外の夫婦+子世帯 | 43.3% |
高齢者以外の単身世帯 | 30.0% |
その他 | 0.0% |
無回答 | 3.3% |
国土交通省「消費者向けリースバックガイドブック策定に係る
検討会第1回 資料4:リースバックの現状について」より
リースバックを利用する理由にも、以下のように高齢者の生活に沿った理由が多いです。
住宅ローンやその他債務の返済 | 63.3% |
生活資金の確保 | 76.7% |
子どもの教育資金等の確保 | 26.7% |
ゆとり資金、余暇資金の確保 | 36.7% |
住み替え資金の確保 | 20.0% |
高齢者施設への入居資金の確保 | 50.0% |
相続対策 | 26.7% |
その他 | 10.0% |
無回答 | 3.3% |
国土交通省「消費者向けリースバックガイドブック策定に係る
検討会第1回 資料4:リースバックの現状について」より
※「リースバック取引成立がある」と回答した30社を対象に集計
※「高齢者世帯」とは世帯主年齢が65歳以上を指す
ご高齢の方で「そろそろ所有している不動産を売りたい」と考えている方は、一般的な不動産売却だけでなくリースバックの利用もぜひ検討してみてはいかがでしょうか?
ではなぜ、高齢者の方にリースバックがオススメなのでしょうか?
その理由を解説していきます。
定年退職後の多くの方は生活費を公的年金に頼ることとなり、その結果老後資金に不安を感じやすい人が多いです。
そのような方は、すでに所有している自宅を資金源として活用できるリースバックの利用がオススメです。
リースバックで調達した資金は、資金用途が自由であるため、老後の生活資金として利用しても問題ありません。
加齢とともに診療や通院・入院が増えたり、高額な医療・介護を受けたりして出費が加算できます。
人生100年時代の日本では、この過程を避けることは難しいでしょう。
そんな時は、リースバックで調達した資金を医療費・介護費としても利用できます。
他にも老人ホームの入居費用など、得た資金の利用方法は人それぞれです。
住宅ローンを完済していなくとも、リースバックの売却代金で住宅ローンの残債を支払い・完済できます。
その場合売主が得られる資金は、売却代金からローン残債を引いた金額です。
リースバック後に自宅に住み続ける場合は家賃を支払わなければなりませんが、住宅ローンの支払いから家賃の支払いに変わると、それまでよりも月々の出費が抑えられる可能性があります。
実際に月々の出費がどう変わるかは、リースバック後の家賃がいくらになるかによります。
それを知るには、一度訪問査定でリースバックした際の売却代金と家賃を査定してもらいましょう。
また、リースバック後は不動産の所有権がリースバック業者やリースバック業者に移ります。
よって、自分で固定資産税を支払う必要がなくなるのです。
不動産の所有者が死亡後、所有権は遺族へ相続されます。
しかし、必ずプラスになるわけではなく、物件の相続が家族の負担になることもあります。
そのため、家族への負担を減らすため生前に相続対策を始める方も多いのです。
例えば、複数の相続人へ遺産を分けたい時、不動産という土地や建物の状態では1人にしか与えられません。
また、単身世帯の物件は所有者の死後に住人が不在のため、相続人が処分しなければなりません。
そこで、事前にリースバックで自宅を現金化しておくと、現金を複数人に分配できるので相続対策ができます。
また、リースバックで売却しておけば遺族が不動産を処分しなくて済みます。
いかがでしたでしょうか?
今回は鹿児島県に注目して、基本情報とリースバックについて紹介しました。
リースバックは高齢者の方こそオススメの不動産売却の方法です。
なぜなら、以下のような老後の課題を解決することが期待できるからです。
「老後の資金調達」
「医療費・介護費の備え」
「住宅ローン・固定資産税の負担」
「遺産相続問題の対策」
また、鹿児島県でリースバックした際の買取価格は以下の金額が相場となるでしょう。
それを踏まえ、リースバック後も住み続ける場合の家賃は以下の金額が目安となります。
鹿児島県で不動産を売りたいのならば、一度リースバック業者に訪問査定を依頼してみましょう。
参照サイト
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