2024.01.25

【詐欺に注意】リースバックで騙された!?対策と相談先を解説

Category

コラム

Tags

自宅を売却した後も住みつづけられるとして、今「リースバック」という不動産売却の手段が注目を浴びています。

しかし、リースバックに対して「怪しい」「詐欺だ」などマイナスなイメージを持つ方も多いのも、また事実です。

今回はそんなリースバックのマイナスなイメージについて深掘りしていきます。

\この記事はこんな方にオススメ/

リースバックに対してマイナスなイメージを持っている

リースバックを利用したいけど、悪い噂が多くて心配

もしリースバックで騙されたらどうしたらいい?

【なぜ】リースバックにマイナスなイメージがつく理由

キャッチコピーが怪しい

SNSなどのネット上では、「持ち家を売却したのにその後も住める」という言葉に怪しさを感じている声が多く上がっています。

確かに普通は持ち家を売ると所有権はなくなりますので、引っ越さなければなりません。

その一般認識がある方は矛盾に思って「怪しい」と感じてしまうのでしょう。

しかし、「売却後も住める」のがリースバックの最大の特徴でありメリットです。

「本当に!?」と疑いたくなるかも知れませんが、実際にリースバックを利用している方は年々増加しています。

なぜリースバックで売却するとその後もそのまま住めるのかというと、「賃貸借契約を結ぶ」からです。

持ち家を売却しますのでもちろん一般市場で売る場合と同じように、不動産の所有権はなくなってしまいます。

しかし、賃貸借契約を結べば一般的な賃貸物件と同じように住宅を借りられるため、そのまま住み続けられるのです。

悪質な業者がいるから

リースバックに対してマイナスなイメージを持ってしまう方がいるのには、実際に悪質な業者に当たってしまった方がいるからです。

そういった方がネット上の口コミサイトやSNSで発信した内容が広がり、リースバックのイメージへと繋がっていると考えられます。

リースバックの業者といっても、もちろん悪質な業者ばかりではありません。

「悪質な業者に騙された!」という方のための対処法や、事前に防ぎたいという方のための予防法も後述しています。

ぜひ最後までご覧ください。

「不動産業界は闇深い」という印象

不動産業界には「暗黙のルールがある」と言われていたり、専門用語を知らないと損してしまったりということが「不動産業界=闇深い」という印象へとつながってしまっています。

リースバックも細かい仕組みを知らなければ、業者側が騙すつもりがなくとも利用者が損してしまう可能性が十分にあります。

実際に騙された人の体験談

勝手に第3者に売却された

「家賃も賃貸もずっとそのままです」と口約束したものの、実際は契約した業者がすぐに不動産を第3者に売却されてしまった、という方がいます。

この場合、所有権が「利用者→契約した業者→業者が売却した第3者」へと移っています。

そのため、家賃を決めるのは第3者となり値上げされてしまったり、賃貸借契約の更新を拒否されたりなどが起こってしまいました。

この方の場合、契約したリースバック業者は連絡がつかなくなり、宅建業の免許も保有していなかったそうです。

おとり広告に遭った

ごくまれに、リースバックの宣伝を任意売却の依頼を得るための「おとり広告」に使う業者がいます。

そういった業者は、住宅ローンを払い続けることの不安や将来への不安を煽りつつ、すぐに売却して資金を得るように勧めてきますので注意しましょう。

さらに、リースバックの契約を現金で決済すると伝え、はじめは買取価格を高めに・家賃を低めに提示しておきながら、ギリギリまで時間を引き伸ばすことで任意売却せざるを得ない状況に作られることもあります。

騙されないために事前にできること【3選】

仕組みを理解するために自ら情報収集する

実際にリースバックを契約してしまう前に、まずはできる限り自分で情報を収集して仕組みを理解するための努力が必要不可欠です。

なぜなら、もし業者側に騙すつもりがなくとも、利用者が仕組みを理解していないがために知らず知らずに損してしまうかも知れないからです。

しかし、リースバックに限らず不動産に関する知識はさまざまな法律や経済と絡んでおり、素人が完全に理解するには難しいかつ時間がかかってしまいます。

そこで、情報収集にオススメの手順をお伝えします。

リースバックを扱う不動産業者に問い合わせて、仕組みを詳しく教えてもらう

不動産業者から話を聞く際には、「〜〜したらお得です」「〜〜を選ぶ方が多いですよ」と言われたことはメモしておいてください。後日ネットでできる限りその実情を探ってみましょう。

「この場合はどうなる?」など疑問に思ったことは、不動産業者にもう1度問い合わせたりネットで探ってみたりしてみてください。

契約書を隅から隅まで確認する

契約書の中身は必ずすべてに目を通しましょう。

契約書を渡されるのは話がおおかた進んだ段階になりますが、まだ契約は完了していませんので、内容を修正してもらうならばそのときが最後だと思ってください。

もし口約束をした内容が記載されていないのであれば記載してもらい、記載されている中身に疑問や相違があるならば必ず相手に伝えましょう。

後から「思っていたのと違った」となっても、「契約書に〜〜とあるから」や「契約書にそんなことは書いていない」と突っぱねられてしまいます。

比較サイトを使う

詐欺業者に当たらないようにするには「リースバック比較PRO」などの比較サイトを使ってみてください。

リースバック比較PROは一定基準を超えている業者だけが登録できますので、詐欺業者に当たる確率はかなり低いと考えられます。

さらに、複数の業者に一括で問い合わせられるため、詐欺被害を防ぐだけでなく手間も省けます。

詐欺業者は個人で営業していたり、小さな会社で細々とやっていたりしますので個人的な繋がりでリースバックを契約してしまうのは少々リスキーです。

ある程度情報がオープンで実績のある業者の方が、詐欺被害に遭いづらいだけでなく倒産の心配も低いでしょう。

騙された!まずはどこに相談するべき?

もし、実際にリースバックで騙されてしまった場合は以下で紹介する窓口へ相談してください。

相談先電話番号対応時間
消費者ホットライン188平日:9時00分〜17時00分 土曜日/日曜日/祝日: 10時00分〜16時00分
国民生活センター03-3446−1623平日10時~12時、13時~16時 ※土日祝日、年末年始を除く
法テラス (日本司法支援センター)03-6745-5600平日:9時00分~21時00分 土曜日:9時00分〜17時00分 (祝日・年末年始を除く)
ひまわりお悩み110番 (日本弁護士連合会)0570-783-110記載なし
警察相談ダイヤル#9110記載なし

騙されたらこれはできる?クーリングオフと中途解約

実際にリースバックで騙されてしまった場合の対処法として、クーリングオフや中途解約はできないのか気になりますよね。

最後にその2点について解説していきます。

クーリングオフはできない!

<クーリングオフとは>

クーリングオフとは、一度契約の締結・申し込みをしたものの、契約を考え直せるように一定期間であれば無条件で契約の申し込みを撤回・解除できる制度です。

強引な勧誘やのぞまない契約から消費者を守るために制定されました。

<リースバックだと利用できない>

実は、リースバックではクーリングオフを利用できません。

なぜなら、クーリングオフは「買い手(=不動産会社)を保護するための制度」であるからです。

クーリングオフがされるのは「必要ないのにサービス・商品を売りつけられた」といったケースですが、リースバックで被害に遭うのは不動産の売り手である利用者です。

リースバックで騙す側なのは買い手である不動産会社ですので、売り手である利用者は残念ながらクーリングオフを利用できない仕組みとなっています。

自主退去する

自主退去=中途解約を示します。

通常、借主(利用者)から中途解約できる旨の特約が記載されていなければ、「普通借家契約」「定期借家契約」のどちらであっても自主退去はできません。

しかし、リースバックでは借主から中途解約できる旨の特約を記載している場合が多いため、たいていは自主退去できます。

合意解除する

「合意解除」とは、借主と貸主(不動産会社)の合意のもとに契約を解除する方法です。

また、借主が中途解約せざるを得ない状況にある時、条件を満たせば特約の記載がなくとも借主による一方的な中途解約ができます。

面積が200㎡未満の建物

やむを得ない状況

長期の海外留学や海外派遣など

勤務先の倒産やリストラによって家賃の支払いが困難になる

転職せざるを得ない状況になる

違約金を払って中途解約する

中途解約できる特約の記載がない、合意解除の条件に当てはまらないという方は違約金を支払うことで中途解約を申し出られます。

この場合の違約金とは、手付金の倍額ほどです。

手付金・・・契約の合意にもとづいて不動産会社から利用者に対して支払うお金

おわりに

今回の記事では、リースバックにつきまとうマイナスなイメージについて紐解いていきました。

確かに悪質な業者は一部存在しますが、もちろんそういった業者だけではありませんので利用者側も自ら情報収集して理解を深めたうえでリースバックを利用しましょう。

また、今回は実際に詐欺に遭わないための方法、もし詐欺に遭ってしまった場合の相談先も紹介しました。

騙されないために利用者側ができることとして、以下の対策が挙げられます。

仕組みを理解するために自ら情報収集する

契約書を隅から隅まで確認する

比較サイトを使う

業者側に騙す意思がなくとも、利用者側の認識不足や業者による説明不足によって「騙された!」と感じてしまうことがあるかも知れません。

騙された際に個人で解決できる方法として「自主退去」「合意解除」がありますが、それでは泣き寝入りになってしまい、納得できませんよね。

そんな時はプロの力を頼りましょう。

結果的に費用がかかる場合がありますが、もし騙されたと感じたら以下の窓口のどこかへ早めに相談してみてください。

  • 消費者ホットライン
  • 国民生活センター
  • 法テラス
  • ひまわりお悩み110番
  • 警察相談ダイヤル

最後に、今回の記事は「リースバックは使わない方が良い!」という内容ではなく、あくまでも「こういう場合がある」と思っていただけると幸いです。

利用者側が正しく知識をつけることで、認識違いや詐欺被害を防げます。

リースバックは正当な不動産業者と契約し、利用者のキャッシュフローやライフプランにあった内容であれば素敵な生活を送れるでしょう。

リースバックの利用に興味が出たのならば、ぜひ当サイトの別記事もご参照ください。

« »

この記事をシェアする

Category

Tags

この記事をシェアする

あなたにおすすめの記事

人気記事