2023.10.18
関西
2023.10.18
リースバックと三重県の概要について紹介します。リースバックは資金調達にとても有効な方法ですが、リースバックを行うタイミングと注意点を知ることが大切です。
リースバックとは主に資金調達を目的として行われるもので、自宅を売却し、売却後にその自宅を賃貸契約して住みなおすことです。リースバックは不動産会社やファイナンス会社が実施しています。リースバックは有効活用すると便利な仕組みとなっています。
老後資金を確保したいとき
自宅があり資金はあるが老後の生活費が心配なときは、リースバックを利用し資金を確保することがおすすめです。リースバックなら売却後も同じ家に住むことができるため、引っ越しをする必要もありません。
住宅ローンの返済が大変になっているとき、リースバックで資金を得て、ローンを返済する方法があります。リースバック後は家賃の返済が発生するため、リースバック後の家賃などから検討することが大切です。
自宅は大きな資産のため自宅の資産を巡りトラブルが発生する場合があります。しかしリースバックを利用し自宅を売却することで相続人の間で均等に資金を分配することができます。
自宅を売却して住み替えようと考えている場合、住み替えにかかる費用を確保する手段の1つとしてリースバックがあります。リースバックをオススメする理由はリースバックにより資金調達できるだけでなく住み替える家を見つけるまでの間は自宅に住むことができるためで、仮住まいを確保する必要がありません。
自宅を売却するときは、新居を探し、引っ越し業者を手配するのが一般的です。しかしリースバックは自宅売却後も同じ家に住むことができるため、引っ越しをする必要がありません。
通常自宅を維持管理するためには、固定資産税や修繕費などたくさんの費用が掛かります。しかしリースバックを行うことで自宅が賃貸契約となるため、自宅の維持はリースバック業者が行います。また災害などで建物が倒壊しても、建物の資産価値を損なう心配もありません。ただしリース契約の内容次第では、修繕費が自己負担となる場合もあるので注意が必要です。
短期間で資金を手に入れることができる
通常の自宅売却の場合、買い主を見つけ、売買の手続きをするため、売却代金を得るまでに時間がかかってしまいます。しかしリースバックの場合はリースバック業者が自宅を買い取るため、資金調達に時間がかかりません。
リースバック契約後は毎月家賃を払わなければなりません。リースバック時の売却価格によって家賃が決まる場合もあります。売却価格が高かったとしてもその分家賃が高くなり結果的に家賃の負担が大きくなってしまう場合があるので売却価格だけで判断しないように注意しましょう。
いつまでも借りられない場合がある
リースバックは定期借家契約で契約される場合があります。契約期間終了後は再契約を結べばまた借りることができます。しかし両者が合意できず再契約を結べなかった場合借りることができず引っ越しをしなければなりません。
売却価格が市場価格より安くなりやすい
リースバックの場合、リースバック業者が不動産買い取りと買い取り後の家賃をふまえ査定します。そのため市場価格よりも安くなりやすい傾向にあります。また売却価格が高かったとしてもその後の家賃が高く結果的に負担が増えてしまう場合もあります。
三重県は近畿地方に位置しており、県庁所在地は津市です。山や海の豊富な自然に恵まれており、農業や漁業が盛んです。人口は47都道府県中22番目、面積は47都道府県中35番目、人口密度は47都道府県中20番目です。
近畿地方に属しているものの、名古屋市との経済的、人的結びつきが強いです。特に桑名市などの北勢地域は名古屋都市圏に含まれています。また愛知県、岐阜県とともに東海3県となっています。中京経済地域の一部の北勢地域があるため経済力が高く、平成に東京都に次いで第2位の経済成長を達成し、1人あたりのGDPも高いです。三重県最大の人口を有する市町村は四日市市で、施行時特例市にも指定されています。名古屋市と近いですが、四日市都市圏という独自の都市圏を形成するほど経済力があります。伊勢神宮や伊賀上野、二見浦、熊野古道などの観光地や長嶋スパーランド、志摩スペイン村、鈴鹿サーキットなどのテーマパークがあります。伊勢、志摩地区は観光地としても有名です。
三重弁の方言が話されており、その中で伊勢弁、伊賀弁、紀州弁、志摩弁の4つに大きく分けることができます。三重県は愛知県と経済面、物流面で関係がありますが、方言は愛知県、岐阜県との間に大きな違いがあります。
三重県は南北方向約170km、東西方向80kmです。伊勢平野などの平地や青山高原などの耕地、鈴鹿山脈などの山脈などさまざまな地形があります。北側は愛知県と岐阜県、南側は和歌山県など、6府県と隣接しています。伊勢湾から松阪市飯高町にかけ中央構造線が通っています。飯高町月出で大規模な露頭が見つかったことから2002年に月出の中央構造線として国の天然記念物に指定されました。
北勢エリアには御在所岳やナガシマスパーランド、鈴鹿サーキットなどのスポットがあります。御在所岳は世界でも有数のロープウェイが山頂まで続いている山岳公園です。ロープウェイから見る景色はとてもきれいです。そのふもとには湯の山温泉があります。ナガシマスパーランドや鈴鹿サーキットはホテルやプールなどを備えた総合レジャーランドです。
中南勢エリアには日本遺産の斎宮跡、松坂城跡、武家屋敷など古い町並みが残っています。また枕草子に日本三名泉として記された榊原温泉があります。松阪市を中心にブランド牛の松阪牛が飼育されています。
伊勢エリアには忍者の里があります。忍者を見るなら上野公園に行くのがいいでしょう。上野公園内には上野城跡や伊賀流忍者博物館があります。
東紀州エリアには雄大な自然と景観があります。世界遺産に登録された熊野古道もあります。熊野古道のうち、伊勢神宮から熊野三山へつながっている参詣道は伊勢路と呼ばれ、お伊勢まいりの道として親しまれています。
北部は乾燥した晴天の日が多く、強い冬型の気圧配置になると局地的な大雪に見舞われることがあります。山間部を除けば県内でもっとも雪の多い地域です。
1月の平均気温が3℃で県内で最も寒い地域です。しかし夏は暑い地域では40度を超えます。強い冬型の気圧配置により大雪に見舞われることがあります。年間降水量は1,300から1,500㎜と県内で最も雨が少ないです。
温和な気候ですが、しばしば洪水に見舞われています。また津市では最低気温が25℃を下回らない日もあります。
三重県で最も南にある地域で、非常に温暖になっています。台風が良く通過し、志摩半島海岸では年平均気温約16℃、年降水量は2,000〜2,500㎜となっています。特に、尾鷲市の平均年間降水量は4,000㎜に達します。
三重県は緑茶の栽培面積、生産量、生産額が静岡県、鹿児島県に次いで全国第3位です。また京都産とされている抹茶の大半の生産も三重県が行っています。それを宇治市が製茶していることが多いです。伊勢平野では米の栽培も盛んです。
三重県では真珠、伊勢エビ、アワビ、カツオ、小女子、トラフグ、青のり、ひじき、カキ、マンボウなどが有名です。青のりの主な生産地は英虞湾、的矢湾、伊勢湾など、ひじきの主な生産地は志摩半島、加工は伊勢市などです。
三重県は都道府県別工業製品出荷額が9位です。四日市市にある四日市コンビナートは三重県の経済を支えています。鈴鹿市の本田技研工業鈴鹿製作所や、いなべ市のトヨタ車体を中心に、輸送用機器の製造品出荷額が多いです。
リースバックを行う上で一番注意したいのはリースバック後の家賃の支払いが負担になることです。そうならないためには売却価格と家賃を適正価格で契約できることです。売却相場や家賃相場は築年数や大きさ、地区、不動産会社によって異なるので注意しましょう。
・人口 2023年7月1日時点
総人口は1,730,062人です。人口20万人以上が2市、10万人以上20万人未満が4市、5万人以上10万人未満の市は2市存在しており、人口は都市圏に集中していません。
一戸建て売却相場 取引件数 1,034件 平均売却額 1,786万円 平均築年数29年
土地売却相場 取引件数 1,379件 平均売却額 1,165万円
一戸建て売却価格
築10年以内 | 築11年~20年 | 築21年~30年 | 築31年以上 | |
100㎡以下 | 1,390万円 | 786万円 | 304万円 | |
101~150㎡ | 2,457万円 | 786万円 | 704万円 | 587万円 |
151~200㎡ | 3,159万円 | 1,879万円 | 1,191万円 | 598万円 |
201~250㎡ | 2,814万円 | 1,862万円 | 1,341万円 | 775万円 |
251㎡以上 | 5,972万円 | 6,342万円 | 1,808万円 | 1,652万円 |
今回は三重県の不動産情報とリースバックについてご紹介しました。リースバックは有効に活用できた時は便利ですが、注意点も多くあります。リースバックは大きな資産が動くため慎重に検討する必要があります。リースバックを成功させるためには自分でもリースバックや売却価格と家賃の相場を調べることが大切です。
参考サイト
https://ieul.jp/satei/%E4%B8%89%E9%87%8D%E7%9C%8C/
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E9%87%8D%E7%9C%8C
https://suumo.jp/chintai/soba/mie/
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